10月から約2000種類の先発薬を処方すると後発薬との差額の25%が薬局で自己負担となります。つまり、1割から3割の自己負担分プラス、差額25%分の自費負担が発生します。
今まで乳幼児医療券で薬代が無料だった人も対象となります。
薬局の業務量も増えて、待ち時間も長くなると思いますし、我々でさえわからないのに、患者さんに先発薬とジェネリックどちらにしますかというのも困るだけだと思います。
そもそも薬の選択は医師の裁量権のはずが、医療費を安くするという目的のために政策誘導されることに個人的に抗議します。ジェネリック医薬品は内服は血中濃度、外用は角質濃度が先発薬と同じなら生物学的同等と認められ認可されるようですが、実際の組織での濃度や人での効果は確認されていません。効かなかった時にジェネリックだから効かないのか薬自体を変えるべきか私はわからなくなってしまいます。限られた医療財源の絞り方が間違った方向に向かっているとしか思えません。
また、目視での現在の保険証確認の方が簡単なのに、マイナンバー保険証確認になり、受付時間が極端に遅くなっていることも同じです。マイナンバーがあれば薬がすぐ確認できると言いますが、1ヶ月くらい遅れて反映されるので、今飲んでる薬がわかるお薬手帳の方がよっぽど便利です。
どうも国が考えることは現場の苦労がわかっておらず腹だたしい限りです。
 
 
    
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